サブフォームを簡単に扱うためのクラス
4D フォーラムで、フォームの前景にメッセージ、砂時計、またはいくつかのインターフェース要素を表示し、背景をぼかすことについてのリクエスト、ヒント、または質問がいくつかありました。サブフォームや CALL FORM を使えば、そのようなインターフェースを作ることができます。複数ページのフォームを扱う場合、コードが複雑になることがあります。
そこで、複数ページのフォームに表示されるサブフォームの管理を簡単にするクラスを Vincent De Lachaux が用意いたしました。このクラスは、サブフォームを読み込んだり、ワーカーから制御したり、メインフォームのサイズが変更された場合にサブフォームの位置を変更したりします。このような仕組みを気にすることなく、ダイアログに集中することができます。
4D Write Pro – データソース付き表組みの作成ウィザード
ここ最近のリリースで、4D Write Pro には多くの表組み関連の機能が追加されました。コンテキスト、データソース、フォーミュラを使って、データベースのデータに基づいた表組みを簡単に作成することができます。
これはとても簡単なので、エンドユーザーにこの機能をそのまま使ってもらいたいと思う方も多いでしょう。しかし、データソースやフォーミュラの扱いに詳しくないユーザーにとっては、ときに難しいことであるのも理解しています。4D v20 R2 では、これに対するソリューションとして開発された新しい表ウィザードを提供しています。
このウィザードは、エンドユーザーが利用できます。エンドユーザーは、開発者が提供する、用途や業務に合わせたテンプレートを利用することができます。テンプレートの設定には以下が含まれます:
- データクラスとデータクラス属性の定義、
- データクラス、データクラス属性、およびフォーミュラの翻訳名の設定、
- 業務に適合したフォーミュラの準備、
- グラフィックスタイルのデザイン。
HDI のサンプルデータベースと、デモビデオもぜひご覧ください。
4Dに組み込まれたデータエクスプローラー
データエクスプローラー では、データベースのデータを表示することができます。表示するフィールドの選択や、データの整理・絞り込み・ソートが可能です。
4D v20 では、データエクスプローラーは、外部ブラウザーでなく 4Dで開くことができるようになりました。ユーザーは、ツールバーからワンクリックでデータエクスプローラーにアクセスでき、時間の節約と生産性の向上を実現します。
フォームオブジェクトの進化
最も美しいインターフェイスを作ることができるように、私たちはフォームオブジェクトの改良を続けています。4D v19 R6 では、静的テキストと入力テキストのフォームオブジェクトの境界線に角の丸みを定義することができるようになりました。
4D v20 では、さらに新たな可能性が追加されました。
- ボタン、ラジオボタン、チェックボックスについて、タイトルテキストとアイコンの表示を管理する新しい設定が追加されました。
- ラジオボタンとチェックボックスについては、アイコンに使用可能な状態の数が拡張され、より良いインターフェースが提供できるようになりました。
最新の検索・置換機能を紹介
コードエディターの “検索と置換” 機能は、何年も前から存在しています。デベロッパーは、大規模なコードベースを扱う場合はとくに、簡単かつ効率的にコードを検索・置換することができます。4D v20 では、コーディングの効率化のためにこの機能を使用しているデベロッパーに喜ばれるであろう改良が施されています:
- 置換するコードの出現回数が把握できます
- 現在の位置を知ることができます
- “次へ”、”前へ” のナビゲーション機能に永続的にアクセスできます。
- モーダルウィンドウの代わりにパレットを表示し、クリック回数を減らします。
Windows SDIアプリケーションのテスト
SDIモードでマージされたアプリケーションを顧客に提供できるようになってから、長い時間が経ちました。
4D v19 R8では、スタンドアロンやクライアントアプリケーションを構築することなく、アプリケーションの結果を確認することができます。
詳しくは、こちらをご覧ください。
コレクション型のリストボックスにおける自動行高
リストボックスは、もっとも汎用性が高くてカスタマイズ可能なフォームオブジェクトです。自動行高機能は、配列型のリストボックスではすでに可能でした。4D v19 R8 では、この機能が コレクションまたはエンティティセレクション型のリストボックス にも拡張されました!
今年を振り返る:2022年のトップ5機能
2022年は、これまで4回のプロダクトリリースを行い、皆様からご要望いただいた多くの機能を実装してきました。
増え続ける機能の中から5つを選抜するのは大変でしたが、皆様からいただいたポジティブなフィードバックをもとに、2022のトップ機能のリストを作成しました。
ストラクチャーエディターの塗装
ストラクチャーエディターは、プロジェクトにおいて非常に重要な要素です。まず第一に、構造を作成することができます。しかし、何よりも、開発中にテーブル、フィールド、リレーションを視覚化することができ、データを操作する際に常に役立ちます。
角の丸み、登場!
現在のトレンドは、明るく清潔で柔らかな色と、なんといっても角の丸みです。
アプリケーションを装飾して最新のトレンドを取り入れられるよう、静的テキストと入力テキストの角を丸くする機能が追加されました。