VS Code エディター: ワークスペースのシンタックスチェック
4D 20 R5 は、4D-Analyzer 拡張機能を通して、Visual Studio Code エディターに新しい機能をもたらします: ワークスペースのシンタックスチェックは、デベロッパーのエラーを大幅に減らし、コーディングの精度を効率化するように設計されています。
4D Write Pro.インターフェイスで利用可能な新しいセクションオプション
ご存知のように、4D Write Proは、連続したセクションと改ページされたセクションの2種類を管理します。
右ページと左ページを区別したい場合も、最初のページを他のページと区別したい場合も、これらの方法はかつてはプログラミングかコンテキストメニューを使用しなければなりませんでした。しかし、インターフェイスは進化しているのです!
便利な新しい 4D Write Pro属性: wk page size!
4D Write Pro の WP SET ATTRIBUTES コマンドは、ドキュメントのあらゆる種類の要素に適用されるため、最も頻繁に使用されるコマンドの 1つです。
4D 20 R5 では、新しいドキュメント属性が利用可能になりました: wk page size。その機能を詳しく見てみましょう!
バージョン管理システムにおけるカタログ管理の改善
皆様からの貴重なご意見にお応えして、4Dプロジェクト・アーキテクチャを大幅に改善しました。
従来、カタログファイルには、テーブル、フィールド、リレーションに割り当てられた色や位置などの視覚的な情報を含む、プロジェクト構造に関するすべての情報が含まれていました。今後は、これらの詳細は別のファイルに保存することができ、バージョン管理システムでのプルリクエストのレビューやマージコンフリクトの管理作業を簡素化することができます。
この新機能の詳細を掘り下げてみましょう。
新しいウィンドウタイプでアプリの外観をカスタマイズ
4D 20 R5 では、 2つのウィンドウタイプが追加されました。新たに提供される、タイトルバーのないフレキシブルなモーダルまたは非モーダルのウィンドウは、アプリケーションのカスタマイズ性に新たな可能性をもたらします。これにより、アプリケーションの外観を完全に自由にカスタマイズできるので、仕様に正確に沿うよう、または好みどおりにタイトルバーを設計し、カスタマイズされた検索ボックスなどの機能をシームレスに統合することができます。
それだけではありません! 開発プロセスを合理化するために設計されたいくつかの新しいコマンドも導入しました:
- ウィンドウを最小化するコマンド
- ウィンドウが最小化されているかどうかを確認するためのコマンド
- ウィンドウが最大化されているかどうかを確認するためのコマンド
QUICがServerNetの機能に対応
QUICネットワークレイヤーは、ServerNetネットワークレイヤーと同等の機能をサポートするようになりました。4D 20 R5では、IPv6、ブロードキャスト、Windowsでのシングルサインオンに対応しました。
もちろん、これからのバージョンでも改良を続け、4D史上最高のネットワークレイヤーにしていくつもりです。
しかしここでは、追加した最後の新機能についてもう少し説明させていいただきます。
4D Write Pro: 制限のない表組み!
4D Write Pro に表組みが導入されて以来、多くの新機能が追加されました。ヘッダー、フッター、並べ替えブレーク 、そして、データソースを表に関連付けて自動的にデータで埋める機能などです。
この最後の機能は、表あたりの最大行数 (1000行) にしばしば達する可能性があることを意味します。この点を考慮し、4D 20 R5 では、この上限は 4D Write Pro によって決定されるのではなく、利用可能なメモリによってのみ制限されるようになりました!
クライアント/サーバー接続とストアドプロシージャーに対応した新しい 4Dリモートセッションオブジェクト
4Dアプリケーションでは、4種類のセッションが存在します。4Dリモートセッション、ストアドプロシージャーセッション、モバイルセッション、Webセッションです。
Sessionコマンドはいままで、Web または モバイルセッションを返しました。これにより、セッションに関する豊富な情報と、セッション内のすべてのプロセスで共有されるオブジェクトにアクセスできます。
4D 20 R5 では、Sessionコマンドの対象がクライアント/サーバー接続とストアドプロシージャーに拡張されました。
ORDA – 取得データを制限する方法
4D 19 R8 では、堅牢な権限システムを導入し、データへのユーザーアクセスをきめ細かく制御できるようになりました。このシステムは、誰がアクセスするか、どのデータにアクセスするかによってデータを保護し、不正アクセスを制限してデータのセキュリティを確保します。
しかし、特定の条件に基づいて読み取りアクセスをさらに制限したいとしたらどうでしょうか。
そこで 4D 20 R5 の出番です。特定の基準に従って読み取りデータを制限できるようになりました。
Try-Catchコードブロックの公開!
throw()コマンドを実装し、Try(Expression)キーワードを導入した後、4Dのエラー処理システムの次の進化として、Try-Catchコードブロックを導入しました!