4D Write Pro の WP SET ATTRIBUTES コマンドは、ドキュメントのあらゆる種類の要素に適用されるため、最も頻繁に使用されるコマンドの 1つです。
4D 20 R5 では、新しいドキュメント属性が利用可能になりました: wk page size。その機能を詳しく見てみましょう!
ドキュメントの幅と高さ
これまでも、wk page width と wk page height 属性を使って、ドキュメントのページサイズを定義することができました。新しい wk page size 属性は、ドキュメントの幅と高さの値を両方一度に設定します。
これを設定するもう一つの方法は、インターフェースを使用して、カレントプリンターによって提案されるサイズを直接選択することです。このオプションも改善されました!
利用可能なフォーマット、カスタムフォーマット、ISOフォーマット
インターフェースによって自動的に提案されるフォーマットから見ていきましょう。これまでは、表示されるリストは、カレントプリンターの機能のみに依存していました ①。これからは、ユーザーによって作成されたカスタムフォーマット (あれば) ②、そして最後に最も一般的な ISOフォーマットも (たとえカレントプリンターでは利用できなくても) リストに追加されます ③。
2つ分の価値のある属性
プログラミングに関しては、ページの幅と高さを定義することは、これまでも可能でした。今後はこの新しいパラメーターのおかげで、これを一回の操作でおこなうことができます。カレントプリンターで利用可能なフォーマット名 (カスタムも含む) と、すべての ISOフォーマット (A0 から A10、B0 から B10、C0 から C10、DL、リーガル、リーガルジュニア、タブロイド含む) を使用できます。
繰り返しますが、ISO値の場合、当該フォーマットがカレントプリンターで利用可能である必要はありません。ドキュメントのページサイズは、印刷や書き出しの方法に関係なく、ISO値に基づいて定義されます。
WP SET ATTRIBUTES ($document;wk page size;"LegalUS") // ISOフォーマット (Legal と US の間にスペースなし!)
WP SET ATTRIBUTES ($document;wk page size;"Post card") // プリンターのフォーマット
まとめ
より短いコード (2つの属性から 1つの属性に)、カスタムフォーマットへの直接アクセス、ISOフォーマットを使用する自由度、これらの 3つの機能が 1つの新規属性によってまとめられました! 印刷や書き出しのために、自由にドキュメントフォーマットを定義してください。この小さな、しかし素晴らしい機能についての感想をフォーラムでお聞かせください!