ORDA と 4D Write Pro : パワーカップル!
4D Write Pro ドキュメントには、データベースに依存したデータや計算を返すフォーミュラが度々含まれます。コンテキストを使用することで、これらのデータのドキュメントへの関連付けが簡単にできるようになりました。
このブログ記事では、4D Write Pro ドキュメントと ORDA で取得したデータの組み合わせにより、コードが明確に、コードメンテナンスが容易になることを紹介します。
4D Write Pro – 段落リンクでレイアウト改善
ドキュメントのレイアウトは多くのビジネスにおいて重要なテーマであり、考慮すべき点も多くあります。ドキュメントの外観をより的確にコントロールするため、段落をリンクできるようになりました。
4D Write Pro – ページレイアウトをより詳細に管理
4D Write Pro を使うと、複雑なドキュメントも簡単に作成することができます。表示やレイアウトの属性は、テキスト・画像・表組みなど、ドキュメントのさまざまな部分に適用することができます。表組みについては、レイアウトをより良く定義するための新しいプロパティが追加されました。4D v19 R4 で何ができるようになったのか見てみましょう。
ORDA – エイリアス属性
4D v19 R4 は、エイリアス という、新しい ORDA コンセプトとともにリリースされます。エイリアス属性は、計算属性 の論理的かつ補完的な延長です。
このブログでは、エイリアス属性について説明し、その利点と、そのような場合に使用するかについて述べます。
4D Write Pro: フォーミュラはいずこ
4D Write Pro のドキュメントに式やフォーミュラに基づく外部要素が含まれている場合、”4D式/参照を表示” モードを使用すると、それらは表示されます。しかし、値を表示すると、それらはテキストに溶け込んでしまいます。最終的には、このように見分けがつかないことが望ましいですが、ドキュメントの作成中においては、これらの計算値を簡単に判別できると便利な場合があります。4D v19 R3 では、これを可能にする新しい表示オプションが用意されています。
4D Write Pro ドキュメントをSVG形式で書き出す
4D Write Pro のドキュメントは、様々なフォーマットにエクスポートすることができます: PDF、プレーンテキスト、Microsoft Word、4D Write Pro、HTML…。このリストに SVG 形式が追加されました。
SVG は、画像のフォーマットです。そのおかげで、あらゆるページのプレビューを作成して、インターフェースに統合したり、ブラウザーやモバイルデバイスなどで視覚化したりすることができます。
クラスに計算プロパティが登場!
ORDAの計算属性によるマジックショー!
コンピューターの世界において、ユーザーやビジネスに対して柔軟かつ発展的にデータベースが適応していくことは、しばしば有益であり、場合によっては不可欠でさえあります。また、アクセス可能なデータの管理は、繰り返し問われるデリケートなテーマです。この観点から、開発者はコンテキストやユーザーのアクセス権に応じて、情報へのアクセスを与えたり制限したりするために、ときに複雑なメソッドやフォーミュラを用います。
簡単な例を挙げてみましょう。アプリケーションの中で、人物のリストを表示する必要があるとします。ある列にはフルネームを表示しますが、データベースには姓のフィールドと名のフィールドがあります。現在はリストボックス列にフォーミュラを書き、ソートも別途管理しています。もし、計算用のフォーミュラとソートの方法を定義できる計算フィールドがあって、ビジネスロジックを各インターフェースではなく、クラス内に持つことができれば、素晴らしいと思いませんか?
4D v19 R3 から、4D はこの問題に解決策を提供しています: 計算属性です!
4D Write Pro – 継続セクションブレーク
4D v19 R3 より、4D Write Pro は、継続セクションブレークをサポートします。
継続セクションブレークは、それ新しいセクションを作成しますが、改ページは発生させません。
これにより、同じページ上に異なる段組のセクションを配置することなどが可能になります。
4D Write Pro – 新しいピクチャーフォーマット
4D v19 R2 より、4D Write Pro ドキュメント内のインラインおよびアンカー画像に、新しいフォーマットタイプが適用されます。
また、ドキュメント、セクション、段落などの背景として使用される画像をフォーマットするのがより簡単になりました。
これらの機能の強化について、詳しく説明します。