ドキュメントのレイアウトは多くのビジネスにおいて重要なテーマであり、考慮すべき点も多くあります。ドキュメントの外観をより的確にコントロールするため、段落をリンクできるようになりました。
ルール
“ウィドウ&オーファンコントロール”、”内部での改ページを避ける” など、いくつかのルールはすでに 4D Write Pro において適用されています。
4D v19 R5 より、ある段落とそれに続く段落がリンクされたままでなければならないか (改ページやカラムブレークによる分離禁止) を指定することも可能になりました。
いくつかの例
最もシンプルな例は、タイトルにコンテンツが続いているケースです。タイトルは 1行または 2行で、続く記事はタイトルよりずっと長く、数ページまたは数列に渡ることがあります。この場合に重要なのは、タイトルが記事の冒頭から切り離されていないことです。段落を複数リンクさせれば、ルールに従って各段落を後続の段落に繋げることができます。
タイトルと記事
タイトルと記事の分離禁止!
写真とキャプション
次に思い浮かぶ例は、キャプション付きの画像です。キャプションは画像の下になければならず、次ページや次カラムで孤立することは、いかなる場合も避けなければなりません。
この 2つのケースでは、タイトルや、画像を含む段落に、段落属性である “keepWithNext” 属性を割り当てる必要があります。
スタイルシートはどうする?
これは段落の属性なので、段落スタイルシートももちろん、この属性の恩恵を受けることができます。むしろ、スタイルシートに属性を直接関連付ける方法は、この属性を使うにあたって推奨されている方法です。
こうすることで、すべてのタイトルは後続の段落に自動的にリンクされ、画像はキャプションを失うことはありません。なんという時間の節約と編集のしやすさでしょうか!
インターフェース
最後に、両方のウィジェット (ツールバーとサイドバー) が更新され、この新しい属性が段落に設定できるようになりました。エンドユーザーもきっと気に入るはずです。
サイドバー
ツールバー
もっと調整が必要ですか? サイドバーやツールバーのソースコードは GitHub で公開されています。あなたのニーズに合わせて、自由にアレンジしてください。