ORDA – 初心者から上級者まで
ORDA とは Object Relational Data Access の略で、オブジェクト指向プログラミングとリレーショナルデータベースの利点を組み合わせたデータアクセス方法で、開発者はデータアクセスの管理よりもビジネス問題の解決に集中することができます。
ORDAを初めて使う人も、すでに使いこなして知識を増やしたい人も、このブログ記事を学習プロセスの道しるべとして考えてみてください。
このブログ記事には以下の内容が含まれています。
さて、本題に入りましょう。
あらゆる場所でエラーをキャッチ
エラー管理は、どの言語でも開発の制約になりがちです。4Dでは、新しいプロセス/ワーカーでエラー処理メソッドを呼び忘れたり、エラーを処理しないコンポーネントを使用したりすると、4D組み込みのエラーダイアログが最終ユーザーに表示されることがあります。4D開発者は、この組み込みの4Dエラーダイアログを表示させないために、すべてのコンテキストですべてのエラーをキャッチしたいと思います。
4D v19 R8で、この動作をどのように管理するか見てみましょう。
4Dを使用してネイティブなモバイルアプリケーションを作成する
4D for Androidと4D for iOSを使用すれば、4DデータベースをベースにしたAndroidやiOSのネイティブアプリを設定、デザイン、ビルド、配布することが可能です。生成して配布されたモバイルクライアントは、追加要件なしにそれだけで4Dサーバーに接続し、新規または既存のデータを操作することができます。
4D for Androidと4D for iOSは、統合された1つの4Dコンポーネントに含まれています。あなたはモバイルプロジェクトを作成したあとに、ビルドするプラットフォームをAndroidか、iOSか、またはその両方向けにするかを選ぶことができます。
複雑な作業は4Dが処理し、Swiftで書かれたXcodeプロジェクト、またはKotlinで書かれたAndroidプロジェクトを生成します。その後、XcodeとAndroid Studioでそれらを再び開いて作業を続けることもできます。
このブログ記事は、完成されたモバイルアプリを作ることができる4Dのモバイルソリューションで利用できる機能をまとめたものです。
完全な権限システムでデータアクセスをフィルタリングする
データへのアクセスをフィルタリングすることは、アプリケーションへの悪意あるアクセスを防止するために必須の機能です。
これまでは、データクラス全体またはその属性の一部を RESTリソースとして公開したり公開しなかったりすることができました。これもデータアクセスを制限する便利な手段でしたが、4D v19 R8 では、不正なユーザーからデータを保護するための、強力で完全にカスタマイズ可能なシステムを提供できることを嬉しく思います。データを保護するシステムは、誰が・どのデータにアクセスするかに基づいて機能します。
4D for Androidにセクションが登場!
データリストでは、ユーザーが目的のデータをすばやく簡単に見つけられるように、通常、その結果は関連するフィールド順でソートされます。他に読みやすさを向上させるテクニックとしては、、セクションを追加して結果をグループ化する方法が挙げられます。
これは、4D v19 R8から使用できるようになった新機能です。それでは、詳細を見ていきましょう。
Microsoft 365: Microsoft Graph API でメールをコピー、移動、返信、削除する
Microsoft 365 の、メールなどのデータにアクセスする方法として、Microsoft は IMAP と POP3 の Basic認証を廃止とし、Graph API の使用を推進しています。
v19 R8では、4D NetKit にビルトインコマンドが新しく追加され、メールのコピー、移動、返信、削除などの Microsoft 365 メールの操作をネイティブで自動化できるようになりました。
4D View Pro: 表組みのスタイルをカスタマイズ
表組みは、4D View Pro ドキュメントに不可欠な要素です。そのため、4D のリリースを通じて、多くの表組み関連の機能を提供してきました。4D v19 R8 では、ドキュメントの一部として表の見た目がフィットするように、スタイル関連の新機能が追加されました。
新しい VP Set table theme コマンドを使えば、規定の表テーマをプログラミングで適用することができます。もし、これらの規定テーマがニーズに合わない場合は、独自のテーマを定義して表組みに適用できます。
Windows SDIアプリケーションのテスト
SDIモードでマージされたアプリケーションを顧客に提供できるようになってから、長い時間が経ちました。
4D v19 R8では、スタンドアロンやクライアントアプリケーションを構築することなく、アプリケーションの結果を確認することができます。
詳しくは、こちらをご覧ください。
4D Write Pro : フローティングテキストボックス!
4D Write Pro は、ビジネス文書の作成に欠かせない製品です。これまでも様々なお役立ち機能を順次リリースしていますが、4D v19 R8 では、4D Write Pro に フローティングテキストボックス が導入されました。
たとえば、コーポレート・アイデンティティに準拠したレターヘッドが必要な場合など、テキストボックスを使った自由度の高いデザインが可能です。
Microsoft 365: Microsoft Graph API でメールを受信する
Microsoft 365 の、メールなどのデータにアクセスする方法として、Microsoft は IMAP と POP3 の Basic認証を廃止とし、Graph API の使用を推進しています。
4D v19 R3 では、OAuth 2.0 接続と Graph API によるメール送信を管理するために 4D Netkit コンポーネントを導入しました。
v19 R8 では、メールの受信 と メールボックスフォルダーを一覧表示 するための 新しいコマンド を追加しています。