4D View Pro: 4D 20 R4の新機能
リリースのたびに、4D View Pro の機能リストは拡大し続けています。今回のリリースも例外ではありません: 4D 20.2 と 4D 20 R4 には、SpreadJS の新バージョン v16.2 と、それに対応したリボンのアップデートが含まれています。
この最新バージョンで強化された機能を紹介していきましょう。
4D Netkit:Gmail API によるラベル割り当て&複数メールの取得
4D v20 R4 では、Gmail コマンドセットに強力な機能拡張が追加されました。
1つ目は、複数のメールを同時に取得できる機能で、2つ目は、メールのラベルを変更する機能です。
4D Netkit:Gmailラベルの作成・削除・更新
Gmailラベルは、メールを分類・整理する柔軟な方法を提供し、パーソナライズされた効率的なメール管理を可能にします。ラベルを使用することで、ナビゲーションやメッセージの識別が容易になり、メール操作におけるユーザーエクスペリエンスが向上します。
4D v20 R4 では、ラベル管理に関わる機能セットが 4D NetKit に追加され、プログラミングで Gmailラベルを管理するための機能一式が揃いました。
Microsoft 365: メールのプロパティを更新する
皆様からのフィードバックは重要であり、この機能もまたそういったフィードバックの中の一つでした。
多くの開発者が、メールの’isRead'(既読)フラグを更新するコマンドを期待されていました。4D v20 R3 以降、この要望の多かった機能が4D Netkit に取り入れられました。新しい‘Office365.mail.update()’関数を使えば、受信済みメールや下書きメールの様々なプロパティを簡単に更新できるようになりました。
詳細は続きをご覧ください。
4D View Pro:Blob形式のドキュメントのインポート/エクスポート
大きくて、かつ複雑な4D View Proドキュメントを扱う皆様にとって、パフォーマンスが懸念されるということは理解しています。4D v20 R3において、.sjsフォーマットと同等のパフォーマンスで圧縮されたドキュメントをデータベースに保存できる、新しいBlobフォーマットを提供が開始されました。
可変長引数関数の書き方への新しいアプローチ
多くの方は、不定数の引数を受け取ることができるメソッドや関数を使用することに慣れていることでしょう。こういった関数は一般的に可変長引数関数または可変長関数などと呼ばれます。
4D v20 R3 では、皆さんの開発のしやすさを向上させるために、エリプシス(省略記号)を導入することで、これらのメソッドの宣言を合理化し、コードをよりわかりやすく、作業しやすくしました。
WebSocketクライアントヘッダーにカスタムデータを入れる
WebSocketクライアントヘッダーをカスタマイズすることで、WebSocket接続確立プロセスに特定の情報、設定、または要件を含めることができます。
4D v20 R3 以降、WebSocketクライアントヘッダーを介して、セキュリティ情報、アプリケーション固有のデータ、サーバー接続に関連するその他のデータを送信することができます。
変数宣言と初期化を 1行で
4D v20 R3 から、変数宣言や代入のためにコードを何行も書く日々に別れを告げることができます。コードを合理化し、冗長性を排除し、簡単に効率を上げましょう!
4D Netkit: Gmail からラベルや Eメールを取得
Gmail API の 4D Netkit への統合を進めるなかで、メールをシームレスに管理するための包括的なコマンドのセットが提供できるようになりました。
4D v20 R3 では、ラベルのリストを簡単に取得し、メールを取得し、効率的に削除できる新しいコマンドを紹介します。
詳しく見ていきましょう!
新しい 4D View Proフォーマットファイル: sjs
より大きく、より複雑な 4D View Pro ファイルを扱う皆様にとって、パフォーマンス上の懸念が生じることを理解しています。この問題に取り組むために、私たちは .sjs という新しいファイル形式を導入しました。.sjsフォーマットは、複数の小さな JSONファイルが圧縮されたファイルで、Excel XML に似た構造になっています。この新しい形式は、パフォーマンスを向上させ、これらのファイルの取り扱いを最適化することを目的としています。