Visual Studio Code の 4D-Analyzer エクステンションに、便利な新機能が追加されました!
この機能は、VS Code での 4D開発を開始、強化するプロセスを合理化することを目的としています。
これまで、VS Code用の 4D-Analyzer 拡張機能は、バックグラウンドで動作している 4Dアプリケーションが必要でした (4D、4D Server、または tool4d)。このセットアップにより、拡張機能は 4D LSP (Language Server Protocol) サーバーと通信することができました。
しかし、拡張機能のバージョン 0.2.0 のリリースにより、この要件はなくなりました。
新しいリリースの 4D-Analyzer 拡張機能は自動的に tool4dアプリケーションをダウンロードし、4D-Analyzer拡張機能の LSPサーバーとして使用します。
これが今後のデフォルトの動作となります。
拡張機能の設定
この新機能により、4D-Analyzer 拡張機能の設定にいくつかの新しいパラメーターが追加されました:
Automatic download and use of tool4d (tool4d を自動ダウンロードして使用する): デフォルトでは、LSPサーバーアプリケーションは、自動的にダウンロードされる tool4dアプリケーションです。この設定を切り替えることができます。False に設定すると、拡張機能は既存の “path” 設定で定義されたアプリケーションを使用します。
Version: どのバージョンの tool4d を使用するかを指定できます。tool4d の最新バージョン、フィーチャーリリースの最新バージョン、特定のフィーチャーリリース番号の最新バージョン、または Long Term Service バージョンの最新リリースを使用できます。無効な tool4D のバージョンが入力された場合は、エラーメッセージが表示されます。
利用可能なテンプレートは以下の通りです:
– “latest” は、tool4d の最新のグローバルバージョンに対応します。これはデフォルトの値であり、常に最新のバージョンを使用するための最良の方法です。リリースのたびに最新バージョンがダウンロードされます。
– “20R” は、最新の tool4d 20 フィーチャーリリースバージョンに対応します。
– “20R4″ は、tool4d 20 R4 の最新バージョンに対応します。これに設定では、ダウンロードは 20R4 バージョンに限定されます。もちろん、利用可能になるにつれて、”20R5″、”20R6” ……と、指定することができます。
– “20” は toold4d 20 Long Term Service の最新版を意味します。
すべてのバージョンには HotFixリリースが含まれています。4D のバージョン管理については、こちらのブログ記事をご覧ください。
Channel: 定義されたバージョンの最新ベータ版か、安定版かを選択できます。
Location (tool4d のダウンロード先フォルダー): ダウンロードした tool4d のディスク上の格納場所を定義できます。その場所が書き込み可能でない場合は、エラーメッセージが表示されます。
アップデート
拡張機能が起動すると、定義されたバージョンとチャンネルで新しいビルドが利用可能かどうかをチェックします。利用可能な場合、ダイアログボックスが更新を確認します。
エラー処理: 拡張機能が定義された tool4d の最新バージョンをダウンロードできない場合、エラーメッセージが表示されます。
注記: ダウンロードした tool4d の代わりに、ローカルの 4D、4D Server、tool4d アプリケーションを使用することができます。そのためには、”automatic download and use of tool4d” 設定を解除し、レガシーの “path” 設定でパスを指定します。
コマンド
この新機能では、3つの新しい VS Codeコマンドも導入されています:
– Display current 4D version: 現在使用されている tool4d のバージョンとビルド番号を表示します。
– Update tool4d to latest version: アップデートを以前に拒否した場合など、手動でアップデートを開始します。
– Clean all the unused too4d…: 使用されていない tool4d のバージョンをディスクから削除します。
この新機能は、開発プロセスを合理化し、VS Code での作業を容易にすることを目的としています。便利な機能ですので、フィードバックをお待ちしております!