前回のブログで、Appleが今年の年末に発売する新しいシリコンMacについて、また、4Dアプリケーションをスムーズに移行するための計画について紹介しました。
この新しいMacは、新しいタイプのプロセッサを使用しています。AppleがiPhoneやiPadに採用しているのと同じARMプロセッサーです。新しいプロセッサファミリーは新しい命令セットを意味し、私たち4Dにとっては新しいコンパイラを意味します。
4Dコンパイラは、4Dコードを機械語に翻訳します。その結果、各命令セットに対応したコンパイラが必要になります。過去に他の命令セット(PowerPCやMotorolaアーキテクチャ用)をサポートしたことがありましたが、現在は単一の命令セットのみをサポートしています。インテルベースのプロセッサー命令セット(x86)です。Siliconのリリースは、この新しいアーキテクチャをターゲットとするために、4Dコンパイラを作り直し、Siliconコンパイラを追加する必要があることを意味します。
新しい設定
データベースの設定にこの変更が反映されます。コンパイラタブでは、現在のプロセッサファミリー(WindowsではIntel、MacではIntel / Silicon)用にビルドするか、すべてのプロセッサ用にビルドするかを選択することができるようになります。すべてのプロセッサ用にビルドすることは、Mac でのみ可能で、すべてのプラットフォームでネイティブに実行できる 4D アプリケーションが作成されます。このアプリケーションは Intel と Silicon の両プロセッサ用の実行ファイルを含むので、通常よりサイズが大きくなります。サイズを小さくしたい場合は、1つのターゲットに1つのアプリケーションをビルドすることを選択できることを忘れないでください。
次は何?
Appleは、2020年11月10日にSiliconのリリースについて発表を行う予定です。
Siliconの移行については、今後も随時お知らせしていきますね詳細は4Dフォーラムで気軽に会話に参加してみてください