4D 20 R6のベータテストが本日より開始されました!デベロッパーのために特別に設計されたパワフルな新機能を満載したリリースをお届けできることを嬉しく思います!
- プログラマーは、REST APIやQodly ページイベントからのシングルトンを介した関数の直接呼び出しや、カスタマイズ可能なHTTPエージェント、改善されたセッションストレージアクセスなどの恩恵を受けることができます。
- エンティティ削除後の空白を削除し、インターフェースをすっきりさせてくれるORDAの新しいclean関数を使用して、エンティティセレクションを常に見やすい状態に保つことができるようになります。
- 今後は強制ログインモードがすべてのREST認証のデフォルトになり、これによりリソース管理が改善され、データや関数へのアクセスを正確に管理できるようになりました。
- コードエディタは、グローバルに表示される警告をカスタマイズすることで、開発者が重要な問題に集中できるようにする新機能を備えています。
- 4D Write Proでは、表内の空のデータソースの管理、プレースホルダ行の表示、非表示などを制御できます。
- そして、それだけではありません。是非知っておくべき新機能がもっとたくさんあります!
プログラミング関連
RESTとqodlyでのシングルトンのサポート
REST APIとQodly Pagesイベントを通じて、共有シングルトンによって公開される関数に直接アクセスできます。これによってシンプルな統合が可能になるだけでなく、開発の可能性をより広げることができます。
httpエージェントでhttpリクエストを管理
カスタマイズ可能なHTTP エージェントはHTTP リクエストを細かく管理します。これを使用すれば接続の持続性を管理し、keep-alive 機構を制御し、最大限の効率を得られるように設定を調整することができます。
REST APIアクセスのデフォルトを強制ログインに変更
REST API アクセスのデフォルトになった強制ログインモードにより、API セキュリティを強化できます。これによってアクセスの管理と旧式のログインメソッドから移行が容易になります。
コンポーネントの相互作用を簡素化
宣言された名前空間を使用してコンポーネント間で自動的にクラスが共有されるため、複雑な設定が不要になり、簡単にクラスを使用できるようになります。
オブジェクト/コレクションの参照を簡単に比較
新しい比較演算子により、コード内のオブジェクトとコレクション参照を簡単に検証し、別々のオブジェクトと同じオブジェクトへの参照を区別することができます。
異なるセッションからセッション・ストレージにアクセスする
新しいSession storage by id コマンドを使用して、アプリケーションのさまざまな部分にまたがるセッションストレージにアクセスおよび管理し、Web、クライアント/サーバー、およびモバイルセッションを問わず、一貫したユーザーエクスペリエンスを実現できます。
セッション権限を検査してデバッグを容易に
改善された権限管理ツールにより、ユーザーのデータへのアクセスをより適切に管理できるようになりました。これにより、より安全なアプリケーションのためのセッション権限の検査と管理プロセスが簡素化することができます。
PDF/A3ファイル抽出
4D 20 R6では、PDF/A3文書からの埋め込みファイルの抽出を自動化する専用コンポーネントが導入されています。これは、ヨーロッパで義務付けられている電子請求書(フランスと ドイツの電子請求書の詳細はこちら)の処理に不可欠です。Component Managerから簡単にインストールできるこのツールは、オープンソースのQPDFライブラリを活用し、XMLファイルを直接DOMツリーにパースするなど、さまざまな埋め込みファイルを抽出、管理します。
4D Write Pro
表のデータソースが空のときの表示状態を制御
wk empty datasource 属性を使用して、表の表示状態を管理しましょう。これを使用すれば、データソースが空のときに表を表示、非表示、あるいはカスタマイズするかを選択することができます。
Web エリア
JSONファイルでカスタムパラメータを設定する
4DCEFParameters.json ファイルを作成することで、埋め込みWebエリアのChroniumの設定を簡単にカスタマイズし、複雑な設定を簡素化し、例えば動画の自動再生などの機能を有効化することができます。
ORDA
削除されたエンティティの空白を取り除く
エンティティを削除した後に残る空白行を取り除くことで、エンティティセレクションをすっきりと整理し、インターフェイスの全体的な外観を改善します。
削除前
削除後
コードエディター
より良いコード管理のための警告表示の洗練
グローバルな警告の表示設定を管理し、無関係な警告をフィルタリングすることで、コーディングの効率を高め、重要な問題に集中できるようにします。
4D Netkit
OAuth 2.0 ログインインターフェースのカスタマイズ
ログインインターフェイスの表示を管理することで、OAuth 2.0 ログインプロセスの柔軟性を高め、勝手にブラウザウィンドウが開くのを防ぐことができます。
4D コンポーネント
GitHub コンポーネントから直接的に統合
GitHubリポジトリに直接接続し、4Dコンポーネントを統合・管理することで、ローカルにコンポーネントを保存する必要がなくなります。
ユーザーエクスペリエンス
サブフォームのスクロールの方法の改善
スクロールの問題を修正することで、サブフォームでのユーザーの操作性を向上させました。これによりサブフォーム全体の流れを中断させることなく、リストのスムーズな移動を保証します。
技術的な詳細が必要ですか?4D 20 R6 Betaのドキュメントはthe 4D Doc Center でご覧いただけます。
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