これまでの 4D Write Proドキュメントでは、画像は (大きな文字のように) テキスト中にインライン配置したり、テキストの前面や背面に配置したりすることができました。テキストボックス (4D 20 で登場) も、テキストの前面か背面に配置できます。4D 20 R5では、画像 と テキストボックス を折り返しテキストで囲めるようになり、表示オプションが大きく改善されました!
画像とテキストボックスの位置とサイズ
画像とテキストボックスは、ドキュメント内のどこにでも配置できます。新しいアンカーモードを使うとテキストの回り込みが可能になり、画像やテキストボックスがどこにあっても、文章が隠されることはありません!
新しいアンカーモード
様々な方法で画像に対するテキストの回り込みが自動でできるようになり、ドキュメントやテンプレートを制限なく作成できるようになりました! 画像やテキストボックスの上下にテキストを配置して左右を空白にするか、左側・右側・両側にテキストを回り込ませるかを設定できます。これは、ドキュメントに含まれる画像の枚数に関係なく機能します。画像とテキストボックスが重なっていても、文章は隠されないようにすることもできます。
インターフェースとプログラミング
インターフェース
4D Write Proのインターフェースは、画像やテキストボックスの表示方法を選べるように改良されました。画像を選択し、希望の表示モードを選択するだけです!
標準アクション
image/anchorLayoutと textBox/anchorLayout 標準アクションに新しい値が追加されました:
- wrapTopBottom
- wrapSquare
- wrapSquareLeft
- wrapSquareRight
- wrapSquareLargest
例
image/anchorLayout?value=wrapSquareLeft
textBox/anchorLayout?value=wrapSquareLargest
プログラミング
画像とテキストボックスに新しい属性が追加され、おなじみのコマンド WP SET ATTRIBUTES を使って設定できます。新しい属性は wk text wrap top bottom, wk text wrap square, wk text wrap square left, wk text wrap square right, wk text wrap square largest です。
WP SET ATTRIBUTES($picture; wk anchor layout; wk text wrap square largest)
WP SET ATTRIBUTES($textBox; wk anchor layout; wk text wrap top bottom)
インポートとエクスポート
もちろん、インポートとエクスポートも忘れていません!
この素晴らしい機能は、SVG、PDF、HTML (埋め込みモードに基づく) へのエクスポートだけでなく、Word に対するインポートおよびエクスポートの際にも考慮されています!
注: HTML がテキストの回り込みをサポートしていなくても、画像とテキストボックスのエクスポートは改善されました。ドキュメント内で最も近い左右の位置に配置されます。サンプルは HDI をご覧ください!
まとめ
新しいバージョンごとに、4D Write Pro の グラフィック機能 は改善され、より充実しています。これにより、ますますリッチでモダンなドキュメントを作成できるようになります。
詳細な情報についてはドキュメントを参照ください。
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