データフォーマッターを使うと、データベースのあるデータ型をモバイル側で特定の方法で表示させることができます。たとえば、日付やパーセント、通貨のフォーマットを定義することができます。データフォーマッターは、コードを呼び出すこともでき、これによってより洗練されたインターフェイスを作成することもできます。
たとえば、電話番号にデータフォーマッターを割り当てて、 ユーザーが電話番号をタップしたときにモバイルアプリ上でのアクションメニューを開くようにすることもできます(このメニューから、例えば相手に電話をかけたり、連絡先に保存したりすることができます)。
フォーマッターには、3つのタイプがあります。
ビルトインのフォーマッター
このチュートリアルでは、ビルトインのフォーマッターをフィールドに適用する方法を説明しています。このチュートリアルでは以下のような内容を取り扱います。
- ブール値と日付に対してフォーマットを定義する。
- ある数値がパーセントであり、別の数値では通貨であることを指定する。
スタティック(静的)なフォーマッター
スタティック(静的)なフォーマッターは、データの書式設定を可能にします。この変換はJSONファイルに記述されます。スタティックフォーマッターはこちらのギャラリーからダウンロードすることもできますし、自分で作成することもできます。例えば、ギャラリーにあるフォーマッター「BoolToImage」は、値がFalseの場合は赤い丸を、Trueの場合は緑の丸を表示します。
このチュートリアルでは、以下のような独自のフォーマッターを作成する方法を紹介します。
- テキストからテキスト変換するフォーマッター
- 整数からテキストへ変換するフォーマッター
- 整数から画像へ変換するフォーマッター
ダイナミック(動的)なフォーマッター
ダイナミック(動的)なフォーマッターには、iOS用とAndroid用の、SwiftとKotlinのコードが含まれています。スタティックなフォーマッター同様、ギャラリーからダウンロードするか、自分でフォーマッターを作成することができます。ドキュメントには、Swift用とKotlin用のフォーマッターを作成するための、ステップバイステップの例題を含むチュートリアルがあります。
以下のビデオでは、ギャラリーからフォーマッターをダウンロードして、それをプロジェクトに組み込む方法を紹介します。
次は…
これで、モバイルアプリケーションでデータをフォーマットする方法がお分かりいただけたかと思います。さらに詳細な情報を知りたい場合には、こちらのブログ記事またはこちらのドキュメントを参照してください。