4D v17 R4は、4D View Proのクールな新機能である名前付き範囲と数式を搭載しています。セルや定数を参照する数式を使用する必要がある場合、この機能はとても役に立ちます!
これらの新しいコマンドを使えば、4D View Proの自動補完機能により、数式がより読みやすく、簡単にアクセスできるようになります。
プログラミングで、セル範囲を参照する名前と、数式を参照する名前の2種類を作成できるようになりました。
名前付き範囲
名前付き範囲は、セルの範囲に対する人間が読みやすいラベルです。読みやすい名前をコードで簡単に適用することができ、興味のあるセルに VP ADD RANGE NAME.
例えば、このドキュメントでは
各「売上」セルに対して名前付き範囲を作成することができます。
// name the B2 cell as Pears_Sales
VP ADD RANGE NAME // name the B5 cell as Grapes_Sales( ("ViewProArea";1;1); "Sales_Pears") ( ("ViewProArea";1;2); "Sales_Oranges") ( ("ViewProArea";1;3); "Sales_Cherries") ( ("ViewProArea";1;4); "Sales_Grapes")VP Cell
// name the B3 cell as Oranges_Sales
VP ADD RANGE NAMEVP Cell
// name the B4 cell as Cherries_Sales
VP ADD RANGE NAMEVP Cell
VP ADD RANGE NAMEVP Cell のように、それぞれのセルの範囲を作成することができます。
次に、自動補完機能を使って、数式でこの範囲を使用することができます。名前の最初の文字を入力すると、自動的に表示されます。
名前付き数式
を使用することができます。 VP ADD FORMULA NAMEを使用すると、スプレッドシートの計算を読みやすい名前に置き換えることができます。
// Create a Sales total
("ViewProArea"; "SUM($B$2:$B$5)"; "Sales_Total")VP ADD FORMULA NAME
同じ VP ADD FORMULA NAMEコマンドを使って定数を作成し、表計算ソフトでの計算を簡単にすることができます。
// Create a constant
("ViewProArea";"=1.1";"Tax")VP ADD FORMULA NAME
このスプレッドシートには、シンプルで読みやすい数式が表示されています。
など
先に述べたように、これらの名前は非常に便利です。おまけに、VP Name コマンドを使用すると、これらの名前をコード内で直接使用することができます。
VP SET NUM VALUE(VP Name("ViewProArea"; "Sales_Grapes");285;"$#,###.00")
この2つの新しいコマンドを使えば、既存の名前を管理することができます。
- コマンドを使用すると、既存の名前を管理できます。 VP Get formula by name コマンドを使用すると、名前がすでに存在するかどうかを確認し、それに割り当てられている数式を取得します。
- コマンドを使用すると、名前がすでに存在するかどうかを確認し、その名前に割り当てられている式を取得できます。 VP Get names コマンドを使用すると、指定されたスコープで作成されたすべての名前のリストを取得します。