2022年は、これまで4回のプロダクトリリースを行い、皆様からご要望いただいた多くの機能を実装してきました。
増え続ける機能の中から5つを選抜するのは大変でしたが、皆様からいただいたポジティブなフィードバックをもとに、2022のトップ機能のリストを作成しました。
#1位 – 4D Write Proのスマートなテンプレート
2022年はいわば4D Write Proの年であり、その多くの機能により、テンプレートをベースとした強力なドキュメント生成システムと成長しました。
4DWrite Proの表に「データソース」を定義することで、表の行を自動的に作成することができ、カタログ、請求書、在庫管理など、あらゆる場面で便利に使えるドキュメントの自動生成が大幅に簡素化されました。
これにより、アプリケーションのエンドユーザーは、データを自動的に受け取るテンプレートを設計または編集すればよいようになりました。この機能の詳細についてはこちらの一覧をご覧ください。
#2 – 計算属性でロジックとUIを切り離す
計算属性は4D v19 R3でリリースされました。このリリースはこれまでにお届けしたものの中で最も機能豊富なリリースの1つです。
このリリースは、私たちの開発フレームワークに画期的な変化をもたらし、4Dアプリケーションを構想する新しい時代の幕開けとなったと言っても過言ではありません。
ビジネスに関連したフォーミュラを4Dのユーザーインターフェースで定義する時代は終わりました。このビジネスロジックをUIから分離する新しい方法によって、各パーツを別々に最適化することでパフォーマンスを向上させることが可能になりました。ORDA、クラス、iOS、Androidにおける計算属性のおかげです。この機能の詳細についてはこちらの一覧をご覧ください。
#3 – 4Dランゲージの改善:宣言と評価演算子
4D v19 R4リリースは、4Dランゲージに多くの改良をもたらしました。
- ジャンプ文(return、break、continue)により、コードが非常に読みやすくなりました。
- 短絡演算子による評価(&&と ||)によるコード実行の高速化。
- 三項演算子(condition? Value If True: Value If False)、複合代入演算子により、より短く、簡潔なコードを実現します。
この機能の詳細についてはこちらの一覧をご覧ください。
#4 – Windowsでの高DPIサポート
4D v19 R4でリリースされた機能で、これによってあなたのアプリケーションに4K および 5Kスクリーンの能力をフルに発揮させることができます。
Windowsの高DPI (High Dots Per Inch)のサポートにより、あなたのアプリケーションの視覚的なクオリティを向上させることができます。High DPIはピクセル密度を表し、DPIが高いほど、ピクセルの密度は高くなります。そして、ピクセル密度の向上は、よりはっきりした文字や高精細な写真、ひいてはビジネスアプリケーションのユーザーインターフェイスをより綺麗なものにします。
なお、高DPIはすでにmacOSでサポートされていました。この機能の詳細についてはこちらの一覧をご覧ください。
#5 – 4D View Proの表機能
4D v19 R6では、新しい表機能が追加され、ヘッダー、表のリサイズ、小計行、カラムのソート、フィルターなどの追加プロパティのおかげで、より多くのことができるようになりました。また、エンドユーザーのニーズに応じて、カラムの追加や削除が必要になった場合に備えて、4D v19 R7では、表のカラムや行を管理するための新しいコマンドをいくつか搭載しています。この機能の詳細についてはこちらの一覧をご覧ください。
特別賞:Visual Studio Codeのための4Dの拡張
4Dは、外部のソースコードエディター(例えば、Visual Studio Code)のサポートをもたらし、4Dコードの取り扱いを可能にし、シンタックスハイライトのような標準的な機能性を提供するようになりました。この機能の詳細についてはこちらの一覧をご覧ください。
まとめ
このリストで挙げた機能以外に他のお気に入りの機能があるような場合には、是非4Dフォーラムで共有してみてください。
あなたのお気に入り機能を楽しみにしています。