ORDA – コンストラクターと touchedイベント – ネットワークを介した動作の詳細
この前のブログ記事では、ORDAのエンティティが constructor を持てるようになり、エンティティのインスタンス化が完全なオブジェクト指向のアプローチに従うことができるようになったことを発見しました。
それだけではありません。別のブログ記事では、複数実装される ORDAデータイベントの中で最初のイベント、touched イベントを紹介しました。
クライアントアプリケーションとサーバーの間でアクションが行き来している間に、constructor と touched イベントがいつ、どこでトリガーされるかを正確に知りたいですか?
このブログ記事ではそれを詳細に説明いたしますので、読み進めてください!
ORDA: 新しい touched イベント
ORDA は、4D の新たな可能性の世界を開く重要な機能です。
パワフルなコードを書けるようにするため、私たちは ORDA を強化し続けています。ORDA によってアプリの開発やメンテナンスが容易になるだけでなく、エンドユーザーにとって素晴らしいパフォーマンスが発揮されるよう最適化されています。
4D 20 R10 では、インメモリデータイベントという新機能をご紹介できることを嬉しく思います。
典型的なユーザーフローでは、ユーザーが必要とするデータはメモリにロードされます。そして、ユーザーのアクションに応じて変更され、最後にユーザーが保存ボタンをクリックすると保存されます。
その際、インメモリデータが変更されたときに、ビジネスロジックがトリガーされるとしたらどうでしょう? 保存処理をおこなう前にデータの形式を整えたり準備したりして、データを保存可能な状態にすることができれば、とても便利です。
ORDA の touched イベント によって、これが可能になりました! そのメリットは非常に大きいといえるでしょう。
もっと知りたいですか? 続きをお読みください!
ORDA – エンティティコンストラクターの紹介
4Dランゲージはクラスの概念を、ひいては コンストラクターの概念をサポートしています。
他方、ORDA の抽象化レイヤーは、データモデルクラスを通して、大きなビジネス上の利点を提供しています。ビジネス指向のコードを書き、それを API のように “公開” することができます。データストア、データクラス、エンティティセレクション、エンティティはすべて、関数や計算属性、エイリアス属性を持てるクラスオブジェクトとして利用できます。
これにより、アプリは強力かつ最適化されたコードで、MVCの原則に簡単に従うことができます。
4D 20 R10 より、完全なオブジェクト指向のアプローチで作業するため、Entity クラスに constructor() を設定できるようになりました。新規エンティティがインスタンス化されたときに、初期値を設定する必要がありますか? この新機能により、それが可能になりました! 詳細については続きを読み進めてください。
OutgoingMessageクラスでWebアプリケーションに力を
今日のデジタルの世界では、スムーズで直感的なユーザーエクスペリエンスが、Webアプリケーションの成功の鍵を握っています。このユーザーエクスペリエンスの重要な部分は、ドキュメント・画像・その他のデータタイプなど、さまざまなリソースへの容易なアクセスにあります。これを可能にするには、サーバーが異なるコンテンツフォーマットを効率的に管理し、配信する必要があります。
4D 20 R7 の新しい RESTサーバー機能により、多様なコンテンツ配信の管理がこれまで以上に簡単になりました。いままで RESTサーバーは、スカラー・エンティティ・エンティティセレクションのデータしか返すことができませんでした。現在では、ブラウザーが扱える完全な Webコンテンツを直接配信することができます。
新しい OutgoingMessage クラスのおかげで、RESTサーバーからのファイルのダウンロードやバイナリーデータの受信が簡単になりました。このクラスを使えば、必要に応じてレスポンスを簡単にカスタマイズできます。
OutgoingMessageクラスがあなたのアプリケーションをどのように向上させることができるのか、続きをお読みください!
Qodly Studio for 4D による 4Dクライアントライセンス消費方法の改善
Qodly Studio for 4D を使い始めた方は、ビジネスWebアプリケーションの開発をするのにこの新しいツールがどれだけパワフルかすでにご存知でしょう。まだ使い始めていない方は、こちらをご覧ください。
Qodly Studio for 4D で作られたアプリケーションは、REST API に依存しています。4D 20 R5 には素晴らしい新機能が搭載されています: “強制ログイン” モードです。
強制ログインモードでは、ユーザーがログインに成功し、アプリケーションのデータやロジックを操作し始めた時のみ、4Dクライアントのライセンスが消費されます。
続きをお読みください! デモのダウンロードもお忘れなく!
ORDA – 初心者から上級者まで
ORDA とは Object Relational Data Access の略で、オブジェクト指向プログラミングとリレーショナルデータベースの利点を組み合わせたデータアクセス方法で、開発者はデータアクセスの管理よりもビジネス問題の解決に集中することができます。
ORDAを初めて使う人も、すでに使いこなして知識を増やしたい人も、このブログ記事を学習プロセスの道しるべとして考えてみてください。
このブログ記事には以下の内容が含まれています。
さて、本題に入りましょう。
