4D v17 R4で、フィルタリングされたコンテンツを4D for iOSアプリに埋め込んで表示するのは、簡単なことです。このR-リリースでは、モバイルアプリに表示するデータをフィルタリングすることができます。
新しいデータセクションは、モバイルデバイスに送信されるデータをフィルタリングすることができます。以前のバージョンでは、テーブルとフィールドのサブセットに制限されていました。今回、iPhoneやユーザーごとに、送信するレコードを個別に制御できるようになりました。
例えば、過去1年分の請求書だけを同期させたい、特定の営業チームの顧客だけを地域別にフィルタリングして同期させたい、などです。
開発とテストを容易にするために、新しいデータセクションでは、データのソース(現在のデータファイルまたはプロダクションサーバーデータファイル)を定義し、アプリを構築するたびにデータを自動的に再生成するか、手動で生成するかを指定することができます。
4D for iOSのドキュメントでは、このDataセクションは、最初のフィルタを簡単に定義できるようにドキュメント化されています。
また、チュートリアル( )も用意されており、ユーザーの情報を元にしたクエリフィルタを解説しています。チュートリアルの最後には、使用したログインに応じたコンテンツを表示することができるようになります。チュートリアルの最終結果を示す以下の画像でわかるように、アプリのコンテンツは、「進行中」の契約に基づいて、ログインしている営業担当者に応じてフィルタリングされています。
Michelle Simpsonの進行中の契約だけがiPhoneに送信され、同期時間とデータ量が大幅に削減されました。
フィルタリングを楽しんでください。