コードライブチェッカー導入: 4D開発におけるコード品質を向上

4D 20 R4 では、コンパイル、シンタックスチェック、そしてコードエディターでの入力時に使用される、コードライブチェッカーというアルゴリズムを導入しました。このブログ記事では、この機能の特性がどのように 4Dデベロッパーにとって便利なのかを紹介します。

4D開発において、クラスの実装は大きな改善点でした。

今度は、タイプミスやロジック・エラーなどのミスをコードライブチェッカーが防いでくれます。タイピング中やシンタックスチェック、コンパイル中にこのチェッカーが働きます。なお、コードライブチェッカーは、ドット記法を使用するクラスの場合にのみ機能します。この点には、留意が必要です。

チェッカーは、コードに一貫性がないように見える場合に新しい警告を表示し、実行時エラーを引き起こす可能性がある場合にはエラーを表示します。

クラス

dscs、および 4D クラスストアに、入力したクラス名が存在しない場合、エラーが発生します。これにより、タイプミス、特に文字の大小に関連するエラーを避けることができます。

クラス関数

コードライブチェッカーは、クラス関数についての点をいくつかチェックします。

  • パラメーター宣言が関数プロトタイプの外でおこなわれると、警告が表示されます:

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  • 存在しないクラス関数が呼び出されると、別の警告が表示されます:

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  • クラス関数を呼び出す際、引数の数がプロトタイプで宣言された数を超えている場合にも警告が表示されます:

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型の互換性チェック

いくつかのケースで型チェックがおこなわれるようになりました:

  • 互換性のない型の変数を代入すると、エラーが発生するようになりました。これは、クラスプロパティだけでなく、データクラスの属性および計算属性にも適用されます:

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  • クラス関数を呼び出すときには、引数の型に互換性がない場合に警告が生成されます:

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ORDA データクラス

不明なデータクラスやデータクラス属性を使用するとエラーが発生するようになりました。これにより、ランタイムエラーの原因となる入力エラーを回避できます:

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コンポーネントのクラス

コンポーネントがシンタックスファイルを含んでいる場合、クラスについて説明したすべての動作がコンポーネントの共有クラスにも適用されます。

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注意事項

4D コードエディターにおいて、メソッド内では入力時、クラス内では保存時の 1 秒後にコードライブチェッカーが自動起動します。

4D コンパイラーは、コードライブチェッカーによって生成されたエラーリストにエラーを追加することがあります。コードライブチェッカーのエラーとは異なり、これらのコンパイルエラーは修正後も、プロジェクトが再度コンパイルされるか、再起動されるまで表示されたままになります。

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ハッピーコーディング!

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- プロダクトオーナー - Damien Fuzeauは、2019年2月に4D Productチームに参加しました。プロダクトオーナーとして、ユーザーストーリー(ユーザーが期待する新機能とその使用法)を書き、それを具体的な機能仕様に変換することを担当しています。また、実装された機能が顧客のニーズを満たしているかどうかを確認することも彼の役割です。ナント大学のソフトウェア工学科を卒業。前職の会社では最初は開発者として(1997年に4Dを発見)、後にエンジニアリングマネージャーとソフトウェアアーキテクトとして、23年以上勤務しました。この会社は、4DのOEMパートナーであり、現在は数千のユーザーと数百のサーバーに向けて4Dベースのビジネスソフトを展開しています。ですから、Damienは、多言語環境での4D開発・導入に慣れています。