2023年は、4回の製品リリースをとおして、ご要望の多かった機能をお届けしました。
多くの素晴らしい機能をたった 5つに絞り込むのは難しいのですが、ユーザー・エンゲージメントに基づき、2023年で最も注目すべき機能をリストアップしました:
#5 – 変数宣言と初期化を 1行で
4D v20 R3 では、変数の宣言と初期化を 1行で行えるようになり、コードを短縮できるようになりました。この機能は、開発プロセスを簡素化し、よりクリーンで効率的なコードを可能にします。 なお、シンタックスは 2つあり、型宣言を省略してコンパイラーに型推論させるやり方と、複雑な型の場合は明示的に宣言するやり方から選べます。この機能の詳細はこちら。
#4 – Microsoft 365へのアクセス
OAuth 2.0認証統合の流れで、4D は機能を拡張して Microsoft 365 API へのアクセスを容易にしました。これは、IMAP・SMTP・POP3 トランスポーターを使ったメールの操作を可能にします。4D v19 R3 で導入されたこの機能は、Microsoft IDプラットフォームから認証トークンを要求する簡単な方法を提供します。この機能の詳細はこちら。
#3 – CLI で 4Dコードを実行するためのツール
4D v20 では、’tool4d’ と呼ばれる新しいアプリケーションが導入されました。これは、開発チェーン内のビルドプロセスを自動化するためのアプリケーションです。この専用ツールは、コマンドライン・インターフェース (CLI) を介したヘッドレス・スクリプトの実行を可能にし、開発の効率と柔軟性を高めます。この機能の詳細はこちら。
#2 – Qodly Studio の紹介
Qodly Studio は 4D にシームレスに統合され、デスクトップアプリや Webアプリとして、アプリケーションを 4D Server で簡単にホストできるようにします。クライアントへのインストールやサポートの追加は必要ありません。
これで、4D デスクトップアプリケーションを、シームレスに Webアプリケーションに移行することができます。Qodly Studio は、4D v20 R2 からアクセス可能で、シルバー以上のパートナーライセンスが必要です。この機能の詳細はこちら。
#1 – 2023年のトップ機能:エラー管理の強化
2023年のトップ機能は、4D v20 R2 に搭載された、4Dコードでエラーをスローする機能です。
この機能は、他の 4Dエラーと同様に動作し、エラーダイアログを表示したり、ON ERR CALL メソッドでエラーを処理することができます。この機能の鍵となるのは、新しい throw コマンドです。
エラーをスローすることで、インターフェースで提供するユーザーフィードバックを向上させることができます。エラーはリアルタイムで検出されるため、包括的で正確な情報をエンドユーザーに即時提供することができます。強化されたフィードバックにより、ユーザーはエラーの性質をよりよく理解し、適切な行動をとることができるようになるため、ユーザー・エクスペリエンスそのものが向上します。さらに、より効果的なエラーログを実装することができます。発生時点の詳細なエラー情報をキャプチャーすることで、デバッグやトラブルシューティングのための貴重な手がかりを収集することができます。この機能の詳細はこちら。
まとめ
これらの 5つの機能は際立っていますが、これがすべてではありません。個人的なお気に入りの機能があれば、4Dフォーラムで自由に共有してください。
あなたが最も歓迎した機能について、お聞きするのを楽しみにしています。