ストラクチャー定義の HTMLへの書き出し

同僚、ユーザー、顧客とのストラクチャー定義の共有は、HTML形式によって簡素化されます。

4D のストラクチャー定義は XML+XSL で表されます。ブラウザーはこれを HTML としてレンダリングし、人間にとっての読みやすさを実現しながら、コンピュータによるコンテンツ解析を容易にします。

しかし、最近のブラウザーの制限により、ローカルファイルで特定の外部リソースを使用することが、Web 上のソースでない限りできません。この問題を解決するために、4D はこの書き出しを HTML+CSSフォーマットで再構築し、以前のように XML として書き出すか、直接 HTML として書き出すかを選択できるようにしました。

4D 20 R4 より、”ファイル>書き出し>ストラクチャー定義をHTMLに書き出し…” メニュー項目を選択すると、ファイルは HTML形式で生成されます。こうすることで、どのブラウザーでもファイルを開くことができます。

書き出しのデザインはほとんど変わりませんが、リレーション名のような有用な情報が追加される一方で、廃止予定のものが削除されました。

HTMLファイルが必要とするすべての外部リソースは、”html_export_resources” サブフォルダーに置かれます。このフォルダーがすでに存在する場合は上書きされないため、提供された CSSスタイルシートを自由にカスタマイズすることができます。

また、EXPORT STRUCTURE コマンドでも、任意のパラメーターを使うことでストラクチャーを HTML に書き出すことができます:

var $xml; $html : Text

EXPORT STRUCTURE($xml) // XML への書き出し
File("/PACKAGE/myStructure.xml").setText($xml)

EXPORT STRUCTURE($html; html format) // HTML への書き出し
File("/PACKAGE/myStructure.html").setText($html)

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- プロダクトオーナー - Damien Fuzeauは、2019年2月に4D Productチームに参加しました。プロダクトオーナーとして、ユーザーストーリー(ユーザーが期待する新機能とその使用法)を書き、それを具体的な機能仕様に変換することを担当しています。また、実装された機能が顧客のニーズを満たしているかどうかを確認することも彼の役割です。ナント大学のソフトウェア工学科を卒業。前職の会社では最初は開発者として(1997年に4Dを発見)、後にエンジニアリングマネージャーとソフトウェアアーキテクトとして、23年以上勤務しました。この会社は、4DのOEMパートナーであり、現在は数千のユーザーと数百のサーバーに向けて4Dベースのビジネスソフトを展開しています。ですから、Damienは、多言語環境での4D開発・導入に慣れています。