4D Write Pro ドキュメントで座標を取得する

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ここまでで、あなたはこのコマンドに慣れたことでしょう。 WP Get position コマンドには慣れているはずです。少なくとも、このブログ記事で読んだことがあると思います。v17で導入されたこのコマンドは、ドキュメント内の要素の位置に関する情報を取得するのに役立ちます。

4D v17 R4 スパイスアップ …座標も返せるようになった!

新しい属性

この WP Get positionコマンドは、boundsと rangeHeightという2つの新しい属性を返します。

bounds 属性は、範囲を囲む矩形を、そのタイプに応じて記述するオブジェクトです。渡される範囲のタイプは、下図のように、「デフォルトタイプ」(文字)、「パラグラフタイプ」、「テーブルタイプ」、「 ピクチャタイプ」のいずれかです。

bounds 属性には、lefttopright bottomという 属性がある。これらは数値で、現在のレイアウト単位(mm, cm, in, pt, px)で表されます。

この機能を使うと、複雑なページデザインを簡単に設定することができます。例えば、テンプレートを使用する場合、現在のページの最後にある空きスペースに応じて挿入するブロックの大きさを比較する必要があります。もしスペースが十分でない場合例えば「5cm」)、先に改ページを挿入することになるかもしれません。シンプルで簡単です。以下は、その方法です。

$range:=WP Get selection(WParea)
WP SET ATTRIBUTES (WParea;wk layout unit;wk unit cm)// change the unit to "cm"
$position :=WP Get position($range ;wk 4D Write Pro layout) // call the WP Get position function
$heightInCm:=$position.rangeHeight // read the height in "cm"
If ($heightInCm<5)
// insert a break…
End if

以下は、返されたオブジェクトの詳細な内容です。

{
"section": 1,
"page": 1,
"column": 1,
"line": 11,
"position": 49,
"bounds":    // New!
 {
  "left": 1.52,
  "top": 10.65,
  "right": 18.66,
  "bottom": 12.56,
 }
  rangeHeight: 1.9  // New!
}

このデモデータベースで、実際にこの機能が使われている様子をご覧ください。

4D Write Pro:要素の座標を取得する

Roland Lannuzel
- プロダクトオーナー&4Dエキスパート -電子工学を学んだ後、産業用ITの分野で開発者兼コンサルタントとして、さまざまなデータベースやテクノロジーを使って顧客のためのソリューションを構築。80年代後半に4Dに惚れ込み、会計、請求書作成、メールシステムなどのビジネスアプリケーションの作成に4Dを使用してきました。現在も、新機能やデータベース開発ツールの定義など、4Dの未来を積極的に切り開いています。