年々、機能ごとに、診断ログは、忙しいサーバーで巨大なファイルに成長しました。4D v19R5では、診断ログファイルのログレベルを選択することができる新しいデータベースパラメータを搭載しました。これは、本当に必要なものだけを記録することで、診断ログのサイズをコントロールするのに役立ちます。
診断ログは、データベースパラメータ 79 (diagnostic log recording) で有効にすることができます。
SET DATABASE PARAMETER ( ; 1)diagnostic log recording
次に、データベースパラメータ86 (log diagnostic level) でログレベルを選択することができます。
SET DATABASE PARAMETER ( ; )log diagnostic level log trace
ログのレベルは5段階あります。
- log error:エラー(予期せぬ切断、ライセンス問題など)のみをログに記録します。
- log warn:エラーと警告を記録する(フォントの欠落や同様の問題)。
- log info:デフォルトレベルでは、重要なイベント(ユーザーの接続と切断など)をログに記録します。
- log debug:Verboseレベル:4Dサポートチームが問題を調査する際に有用です。
- log trace:最も詳細なレベル、4D開発チームがバグを調査するときに便利です。
もちろん、このブログ記事で説明したように、ログ設定ファイルでこれらのパラメータをすべて直接変更することができます。
v19R5以前は、デフォルトのログレベルは、新しいトレースレベルに相当するものでした。そのため、ログレベルを変更しないと、診断ログのログが激減してしまいます。診断ログレベルをトレースに設定することで、以前の動作に戻すことができます。
この新しいデータベースパラメーターのおかげで、診断ログのログの流れを制御し、本当に必要なログを記録しながら、ログを小さく保つことができるようになるはずです。
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