ソフトウェアの「ヘルプ」メニューはとても便利です。もちろん、ソフトウェアのオンラインドキュメントを開くためのメニュー項目がありますが、サポートへの連絡方法など、ソフトウェアによってはそれ以外にもいくつかの項目があります。
4D v20では、異なるメニュー項目を記述したコレクションを渡すことで、アプリケーションの「ヘルプ」メニューを簡単に作成することができるようになりました。
新しいコマンド SET HELP MENU が追加されました。このコマンドには、オブジェクトを格納したコレクションを渡すだけです。各オブジェクトは、メニュー項目を表します。各項目に対して、以下のプロパティを定義できます:
- title – メニュー項目のタイトル
- action – メニューが呼び出されたときに実行される標準アクション
- method – メニューが呼び出されたときに実行されるメソッドの名前またはフォーミュラ
- worker – ワーカー名またはプロセス番号
- shortcutAlt、shortcutShift および shortcutKey – メニューを呼び出すためのショートカット
例
次のコードでは、2つのメニュー項目を作成しています。
- 最初のものは、”methodMenu” メソッドを呼び出し、WindowsではCtrl+Alt+Y、macOSではCmd+Alt+Yのショートカットキーを使用します。
- 2つ目は、「メンテナンスとセキュリティセンター」アクションを呼び出し、WindowsではCtrl+Shift+Y、macOSではCmd+Shift+Yのショートカットキーを使用します。
var $col :Collection
$col :=New Collection
$col .push(New object( \
"title"; "Call \"methodMenu" method"; \
"worker"; "workerMenu"; \
"method"; "methodMenu";
"shortcutAlt";True; "shortcutKey"; "Y") )
$col .push(Null)
$col .push(New object( \
"title"; "Call \"MSC" action"; \
"action";ak msc; \
"shortcutShift";True; "shortcutKey"; "Y"))
SET HELP MENU ($col)
実行すると以下のようになります。
この機能に関するさらに詳しい情報についてはドキュメントをご覧ください。また4D forum でフィードバックや感想をお寄せいただければソフトウェアの改善につながります。