新しいリリースとともに、新しい VS Code拡張機能が追加され、この無料エディターでコードを表示・編集したいデベロッパーのために提供されています。
4D v20 は、4D-Analyzer 拡張機能 を通して、Visual Studio Code エディターに新しい機能を提供します: タイプミスを減らすシンタックスチェック、コードの見栄えを良くする折りたたみ機能 と インデントの自動整形、そして LSPサーバーの起動を高速化する tool4d です。
シンタックスチェック
デベロッパーがより安全なコードを作るための方法として、シンタックスチェックがあります。
たとえば、”If” 文を入力しても、対応する “End if” 文がなければシンタックスエラーとなります。開くカッコと閉じるカッコの数合わせやタイプミスも、面倒かつ切実な問題です。
このため、以前から 4Dコードエディターで利用できたように、今後は VS Codeエディターでもシンタックスエラーをチェックできるようになりました。
しかも、これらはすべて自動でおこなわれます。
VS Code では、シンタックスエラーはインラインで表示され、エラーの発生元であるコードに下線が引かれます。そして、その部分にカーソルを合わせると、ツールチップが表示され、4Dと同じエラーの説明が表示されます:
コードが下線表示されることを好まないデベロッパーもいるため、他の VS Code拡張機能のように、この機能はオプションとしています。シンタックスチェックの有効化・無効化は拡張機能の設定で変更できます:
コードの折りたたみとインデント
デベロッパーにとって便利なもう一つの機能は、コードの一部を折りたたみ・展開することです。VS Code では、左マージンにカーソルを合わせると、折りたたみ可能なコード部分の前に折りたたみアイコンが表示されます。たとえば、キーワードブロックやクラス関数は折りたたみ可能です。
また、折りたたみ可能なコードブロックの中でコードを入力すると、カーソルが自動的にインデントされ、何もしなくてもコードが読みやすく整形されます。
tool4d アプリケーション
4D v20 では、tool4d と呼ばれる新しいアプリケーションが導入されました。このブログ記事 で説明したように、このアプリケーションは 4D のサブセットであり、コマンドラインインターフェースからのスクリプト実行に特化しています。しかしそれだけではなく、tool4d は VS Code 拡張機能と通信する LSPサーバーも提供します! そのため、4D-Analyzer 拡張機能の設定で、サーバーパスに tool4d を定義することができます:
tool4d は非常に小さく、多くのコンポーネントを読み込まないため、読み込みが大幅に速くなります! また、macOS では、tool4d を LSPサーバーとして設定することで、4Dアプリケーションへの同時アクセスを回避することができます。
これらの新機能が、VS Codeエディターで 4Dランゲージを使用するのに役立つことを願っています!
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