4D Write Pro:よりシンプルに、よりパワフルに

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4D Write Proをお使いいただき、製品についてのご感想をお聞かせください。これにより、皆様のニーズや問題点をより良く理解することができます。このようなご意見のおかげで、いくつかのコマンドが不要になったり、使い方が複雑になったり、学ぶのが難しくなったりしていることに気づきました。また、些細なことがきっかけで学習が難しくなることもあります。例えば、フッターにテキストを挿入したい場合、まず空の範囲を作成する必要があります。なぜこんなに複雑なのか?いい質問ですね。

そこで、以前は範囲のみを使用していた多くのコマンドを拡張し、ほとんどすべての種類の対象(範囲、要素、セクション、ドキュメントなど)を管理できるようにしました。コードも書きやすく、読みやすくなりました。ドキュメント、フッター、範囲など、どこにでもテキストを挿入する必要がある場合、それをターゲットとして使用するだけで、すぐに実行することができます。

それだけではありません。6つのコマンドは、短い名前に変更され、覚えやすくなっています。

HDI: 4D Write Pro – ターゲットの追加とコマンド名の変更

ターゲットが増えました…

以下のコマンドは、最初のパラメータとして、どのような種類のターゲットでも受け入れることができるように拡張されました。つまり、範囲はもちろん、参照(ヘッダー、ボディ、フッター)、要素(画像、段落)、文書全体もターゲットとして使用できるようになりました。

  • WP SET TEXT
  • WP INSERT BREAK
  • WP INSERT DOCUMENT
  • WP INSERT PICTURE
  • WP Insert table
  • WP SET ATTRIBUTES
  • WP GET ATTRIBUTES

例を見てみましょう。例えば、ドキュメントの最初にテキストを挿入し、一番最後に画像を挿入したい場合、どのようにすればよいでしょうか?

以前は、ドキュメントの最初と最後の2つの範囲を取得する必要がありました。そして、最初の範囲にテキストを挿入し、もう一つの範囲を追加して段落区切りで拡張し、最後に画像を挿入する必要がありました。

以前のコード

// Create a range on start
$range:=WP Create range(WParea;wk start text;wk start text)
WP SET TEXT ($range; "Hello world!";wk prepend)
$range :=WP Create range(WParea;wk end text;wk end text)
WP INSERT BREAK($range;wk paragraph break;wk append;wk include in range)
WP INSERT PICTURE ($range;$pict;wk append)

新しいコード

WP SET TEXT(WParea; "Hello world!";wk prepend)
WP INSERT BREAK(WParea;wk paragraph break;wk append)
WP INSERT PICTURE
(WParea;$pict;wk append)

コマンドの名称変更

以下のコマンドは、名前が変更されました。GetCreate はもうありません。覚えておいていただきたいのは、range です!

以前の名前 新しい名前
WP Create Paragraph range WP Paragraph range
WP Create Picture range WP Picture range
WP Create range WP Text range
WP Create Table range WP Table range
WP Get bookmark range WP Bookmark range
WP Get selection WP Selection range

以下は、さまざまな種類の範囲を取得する例です。

// get the range of the paragraphs of the document
$paragraphRange:
$tableRange=WP Paragraph range(WParea)

// get the range of pictures inside the document
$pictureRange :=WP Picture range(WParea)

// get the range of a part of text from the document $textRange :=WP Text range(WParea;10;20)

// get the range of the tables of the first section of the documents
:=WP Table range(WParea;WP Get section(WParea;1))

// get the range of a specific bookmark
$bookmarkRange:=WP Bookmark range(WParea; "MainPart")

// get the range of the user selection
$selectionRange:=WP Selection range(WParea)

これらのコマンドのドキュメントは更新され、上記のHDIはすべての新しい機能を実演しています。

Roland Lannuzel
- プロダクトオーナー&4Dエキスパート -電子工学を学んだ後、産業用ITの分野で開発者兼コンサルタントとして、さまざまなデータベースやテクノロジーを使って顧客のためのソリューションを構築。80年代後半に4Dに惚れ込み、会計、請求書作成、メールシステムなどのビジネスアプリケーションの作成に4Dを使用してきました。現在も、新機能やデータベース開発ツールの定義など、4Dの未来を積極的に切り開いています。