4D Write Pro: プログラミングによるビュープロパティの操作

4D Write Pro のドキュメントは、いくつかのモード (下書き、ページ、埋め込み) で表示することができ、それぞれに表示オプションが用意されています。たとえば、ページビューモードでは、縦と横のルーラーを非表示にし、ヘッダーとフッターを表示したままにすることができます。ズーム、スペルチェック、ページフレームなど、他の多くの表示プロパティも同様で、13種類の表示オプションを定義することができます。これらのプロパティをすべて手動で処理するのではなく、プログラムで設定できるようになったのは良いニュースです。

HDI: 4D Write Pro: ビュープロパティ

4D Write Pro のビュー設定は、ドキュメントの一部ではありません。したがって、1つのドキュメントは複数のビューモードを持つことが可能です。状況や用途に応じて、同じドキュメントを異なる表示で確認するのは自然なことです。ドキュメントを読むとき、水平ルーラーや垂直ルーラーには意味がないことがほとんどです。スペルチェックやページフレームも同様です。しかし、最終的な印刷のレンダリングを把握するために、背景は表示させておきたいものです。

新しいコマンド

シナリオ: ページフレームを表示させたいが、スペルチェッカーは必要ない。

WP SET VIEW PROPERTIES コマンドを使用します:

WP SET VIEW PROPERTIES(*;"WParea";New object(wk visible page frames;True;wk auto spellcheck;False))

現在設定されているプロパティを取得するにはどうすればよいでしょうか?

設定は、WP Get view properties コマンドで返されます。これは、すべてのビュープロパティを持つオブジェクトを返します!

新しいコマンドの動作を見るには、HDI をチェックしてください。詳細は、doc centerをご覧ください。

Roland Lannuzel
- プロダクトオーナー&4Dエキスパート -電子工学を学んだ後、産業用ITの分野で開発者兼コンサルタントとして、さまざまなデータベースやテクノロジーを使って顧客のためのソリューションを構築。80年代後半に4Dに惚れ込み、会計、請求書作成、メールシステムなどのビジネスアプリケーションの作成に4Dを使用してきました。現在も、新機能やデータベース開発ツールの定義など、4Dの未来を積極的に切り開いています。