4D View Pro: ピボットテーブルを作成する

ピボットテーブルは、大量のデータを素早く要約して分析し、データの比較やパターン、傾向を確認することができる最も価値のある機能の一つです。4D v19 から、ピボットテーブルは 4D View Pro に搭載されています。このブログでは、リボンインターフェースを介してピボットテーブルを使用する方法について説明します。

以下のビデオでは、リボンを使ってピボットテーブルを作成する方法を紹介しています。各ステップは、ビデオの下で説明されています:

データの追加

最初のステップは、ピボットテーブルのデータソースを作成することです。このブログ記事では、データベース内のテーブルのデータを使用します。データソースを使用するには、”DataSource” という名前の新しいシートを追加し、その中にデータを含む新しい表組みを作成します:

$data:=New object("SalesSource"; ds.Sales.all().toCollection())

// データを格納する新しいシートを作成します
VP ADD SHEET(This.Area; 1; "DataSource")

// データコンテキストを作成します
VP SET DATA CONTEXT(This.Area; $context; Null; 1)

// データソースとして使用される表組みを作成します
VP CREATE TABLE(VP Cell(This.Area; 0; 0; 1); This.TableName; $contextAttribut)

DataSource” というタイトルの、ワークブックの 2番目のワークシートの表組みにデータが表示されました:

ピボットテーブルを追加する

データを格納する表組みが用意できましたので、ピボットテーブルを追加します。この表組みを選択し、リボンツールバーの挿入タブで、ピボットテーブルボタンをクリックします:

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ピボットテーブルを配置先を選択するウィンドウが表示されます:

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これで、ドキュメントの新しいワークシートに空のピボットテーブルが作成されました:

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ピボットテーブルのサイドパネル

ピボットテーブルのサイドパネルを起動するには、ピボットテーブルのエリアをクリックします。必要に応じてフィールドをドラッグ&ドロップしましょう:

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以下は、作成できるピボットテーブルの一例です:

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実際に操作を試すにあたっては、過去に紹介した以下のHDIが便利です:

HDI: 4D View Pro: 表組みの列の管理

ピボットテーブルを管理するすべての方法については、SpreadJSのドキュメントでご確認ください。

Fabrice Mainguené
- Product Owner -Fabrice Mainguenéは、2016年11月に4D Programチームに参加しました。プロダクトオーナーとして、彼はユーザーストーリーを書き、それを機能仕様に変換する役割を担っています。CNAMでコンピュータサイエンスの学士号を取得した後、FabriceはWindev開発者として小さなソフトウェア出版社に入社しました。その後、彼は産業および貿易分野のさまざまな企業で、Windev および Web 開発者として、また新機能の技術アドバイザーとして働きました。