クライアントサーバー通信用のSSL/TLS証明書を自動生成
クライアントサーバー間の通信のセキュリティを簡素化するために、4D 20 R4以降、4D Server は、4D が提供するデフォルトの証明書に依存する代わりに、独自のSSL/TLS証明書を生成します。
このアップデートは、テスト環境と本番環境の両方に大きなメリットをもたらします。独自の証明書を提供する必要なく、セキュリティ対策が強化されます。何が変わるのか説明しましょう。
合理化されたメソッドの引数宣言
効率的なコーディング・プラクティスを追求するため、4D デベロッパーは一般的にコンパイルパスの設定をおこない、シンタックスや型チェックを強化することで、コンパイルモードでのコード実行時のエラーを最小限に抑えています。そこで、 #DECLARE メソッドプロトタイプを使用することで、どのように時間の節約に繋がり、コードの安全性が向上するかを見てみましょう。
4D Netkit:Gmail API によるラベル割り当て&複数メールの取得
4D v20 R4 では、Gmail コマンドセットに強力な機能拡張が追加されました。
1つ目は、複数のメールを同時に取得できる機能で、2つ目は、メールのラベルを変更する機能です。
ストラクチャー定義の HTMLへの書き出し
同僚、ユーザー、顧客とのストラクチャー定義の共有は、HTML形式によって簡素化されます。
4D のストラクチャー定義は XML+XSL で表されます。ブラウザーはこれを HTML としてレンダリングし、人間にとっての読みやすさを実現しながら、コンピュータによるコンテンツ解析を容易にします。
しかし、最近のブラウザーの制限により、ローカルファイルで特定の外部リソースを使用することが、Web 上のソースでない限りできません。この問題を解決するために、4D はこの書き出しを HTML+CSSフォーマットで再構築し、以前のように XML として書き出すか、直接 HTML として書き出すかを選択できるようにしました。
4D Netkit:Gmailラベルの作成・削除・更新
Gmailラベルは、メールを分類・整理する柔軟な方法を提供し、パーソナライズされた効率的なメール管理を可能にします。ラベルを使用することで、ナビゲーションやメッセージの識別が容易になり、メール操作におけるユーザーエクスペリエンスが向上します。
4D v20 R4 では、ラベル管理に関わる機能セットが 4D NetKit に追加され、プログラミングで Gmailラベルを管理するための機能一式が揃いました。
4D Write Pro:電子インボイスの作成
4D V20 R4 では、電子インボイスの生成を可能にする、エキサイティングな 4D Write Pro の機能を導入しました。
そもそも電子インボイスとはどういう何でしょうか?
電子インボイス (e-invoice) は、電子的に生成・送信・受信・保存され、より効率的で環境に優しい形でビジネス取引を管理することができます。
多くの利点がある一方で、主にその生成手順の複雑さに関わる電子インボイス特有の制約もあります。しかし、4D Write Proを使用することで、当初考えられていたよりもはるかに電子インボイスが扱いやすいことが分かってきました!
SSL/TLS: ECDSA証明書のサポート
4D は SSL/TLS を使用して、クライアントサーバー間の通信と HTTPリクエストを保護します。4D は10年以上前から RSA暗号をサポートしており、4D 20 R3 では ECDSA暗号を追加しました。いい機会なので、セキュリティについて少しお話ししましょう。
4D Write Pro: 添付ファイル付きPDFへの書き出し!
ご存知のように、4D 20 R3以降、4D Write Pro は PDF/A2 と PDF/A3 (ブログ記事) フォーマットで書き出すことができます。署名を除けば、この 2つのフォーマットの主な違いは、PDF/A3 フォーマットには添付ファイルを含められることです。4D 20 R4 では、4D Write Pro の新しい書き出しオプションのおかげで、エクスポート時にファイルを添付することが可能になりました!
4D v20 R4 ベータ版が本日スタート
4D v20 R4のベータテストが本日より開始されます!
このリリースに用意されているエキサイティングな機能のすべてを探ってみましょう:
- 4D Write Proに関しては、添付ファイル付きのPDFへのエクスポートや電子請求書の作成が可能になりました。
- プログラミングに関しては、Live Code Checker、エラー処理を改善する新しいTry(Expression)キーワード、カスタム日付・時刻フォーマットの導入などの機能強化により、コーディング体験を向上させます。
- それだけではありません!