以前のバージョンの4Dでは、開発者は開発目的で評価版ライセンスを要求することができましたが、構築したアプリケーションの評価版をエンドユーザーに提供することは、スタンドアロンであれ、クライアント/サーバーであれ、困難であり、不可能でさえありました。
4D 20.7と20 R8から、アプリケーションの評価版を作成できるようになりました。ユーザーが新しいマシンで初めて評価版アプリケーションを実行すると、自動的に4Dサービスにコンタクトし、14日間の評価版ライセンスを取得します。
このブログでは、デモ用の評価版アプリケーションを作成する手順を説明します。
アプリケーションの評価版の作成は簡単です
- Build Applicationダイアログを開きます。
- Licenses & Certificateタブに移動します。
- Build an evaluation applicationにチェックを入れます。
- スタンドアロンまたはクライアント/サーバーアプリケーションをビルドします。
Licenses & Certificateタブの “Build an evaluation application “チェックボックス
注:評価アプリケーションは、スタンドアロンアプリケーションとクライアントサーバーアプリケーションで利用できます。
このダイアログを使用してアプリケーションをビルドしない場合は、buildApp.4DSettingsのLicenses/EvaluationModeキーをtrueにして、評価モードに切り替えることができます。
これで評価版アプリケーションを誰にでも配布することができます。新しいマシンで起動するたびに、4D は自動的にそのマシンの評価ライセンスをダウンロードします(評価アプリケーショ ンの初回起動にはインターネット接続が必要ですが、その後は必要ありません)。評価版アプリケーションは、デプロイメントライセンスを使用することはできません。試用期間が終了すると、有効なライセンスがインストールされていても、それ以降は実行されません。
特定のコードが不要
この機能の主な利点の1つは、デモ用と本番用に別々のアプリケーションやカスタムコードを維持する必要がないことです。評価ライセンスの有無にかかわらず、同じアプリケーションをビルドすることができ、4Dがライセンス期間を処理します。
さらなる柔軟性のために、License Infoコマンドが更新されました。新しいプロパティ “evaluation “が追加され、アプリケーションが評価モードで動作しているかどうかをプログラムで検出できるようになりました。
以下は、評価ステータスをチェックするための簡単なコードです:
var $license:=License info
If (($license.attributes#Null) && ($license.attributes.indexOf("evaluation")>-1))
ALERT("Your evaluation version turns off on: "+String(Add to date(!00-00-00!; $license.expirationDate.year; $license.expirationDate.month; $license.expirationDate.day)))
End if
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この機能により、アプリケーションの試用版を簡単に配布でき、潜在顧客が購入前に製品を体験できるようになります。
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