4Dでは、お客様のご要望を真摯に受け止めています
以前のミーティングでは、4Kディスプレイなどの高解像度ディスプレイをWindowsでサポートすることに、お客様から大きな関心を寄せていただきました。今回、そのご要望にお応えして、4DでHigh DPIをサポートすることになりました。
High DPIとは、High Dots Per Inchの略で、画素の密度を表します。画素の密度を表し、DPIが高いほど画素の密度が高くなります。4K画面では、画素密度が高いため、通常通り表示すると、すべてのアイコンやコントロールが極端に小さくなってしまうことがあります。そこで、Windowsでは、テキスト、アイコン、コントロールのスケールを変更することができます。4K画面では、デフォルトで有効になっています。
Macで初めて高DPIに対応しましたが、v19R4ではWindowsでも4Dに完全対応しました。その結果、下の画像のようにピクセルの精度が上がり、より良い画質が得られます。
High DPI非対応の4D起動時(背面)とHigh DPI対応時の違い
スケール125%時のHigh DPI対応(前面)とHigh DPI対応(背面)の違い
High DPIで最高の表示を得るために、アプリケーションで確認しなければならないことがまだいくつかあります。
- 旧バージョンの4Dで作成された構造体を使用している場合、最高のテキストレンダリングを得るために、互換性オプション「Use DirectWrite for text rendering in forms」を有効にする必要があります。
- 画像とアイコンは、縮尺に合わせてリサイズされます。ピクセル化された画像を避けるため、SVGまたは高解像度の画像を使用しているかどうか確認する必要があります。
- UIを操作するプラグインを使用する場合は、High DPIに対応していることを確認します。プラグイン開発者に対応版があるかどうか確認してください。
この変更により、お客様のアプリケーションのビジュアル品質が向上することを期待しています。ご意見、ご感想は、4D公式フォーラムにお寄せください。