リストボックスのヘルプ

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ヘルプヒントやヒントは、ユーザーインターフェースを簡素化し、時には自明でないオブジェクトをユーザーが理解するのに役立つので、非常に便利です。4Dは、ほとんどのエリアと入力にポインタを置くとヘルプヒントをサポートしますが、リストボックスオブジェクトの場合はそうではありませんでした。

4D v16 R5では、2つのコマンドの強化により、リストボックスのセルにヘルプチップを表示することができるようになりました。

データベースの例

リストボックスのヒントを定義する

1つは OBJECT SET HELP TIPコマンドは、リストボックスをサポートするように拡張されました。

// Set a help tip on myListbox object
OBJECT SET HELP TIP(*; "myListbox"; "This is the list box help tip!")リストボックスをサポートするように拡張されました。

リストボックスのセルにヒントを表示する

さらに良いことに、マウスの位置に応じてヘルプのヒントを定義することができます。わずか数行のコードで、マウスを置いた列や各行に応じてヘルプヒントを設定することができます!

このために LISTBOX GET CELL POSITIONコマンドは、2 つの新しいオプションのパラメーター (mouseX と mouseY、単位はピクセル) を追加し、対応するcolumnrow の番号を返すように拡張されまし た。

このコマンドは On mouse moveイベント中に呼び出すと、リストボックス上のマウスの列と行の位置に応じて、ヘルプチップの内容が動的に更新されます。

GET MOUSE($x;$y;$button)
// ユーザーがマウスオーバーしたセルを知るためにリストボックスの列と行を取得する
LISTBOX GET CELL POSITION (*; "myListbox";$x;$y;$column;$row)
If ( $column=1) &($row=1)
// ホバーされたセルに応じてtipの内容を更新
OBJECT SET HELP TIP (*; "myListbox"; "This is cell (1;1)")
End if

Roland Lannuzel
- プロダクトオーナー&4Dエキスパート -電子工学を学んだ後、産業用ITの分野で開発者兼コンサルタントとして、さまざまなデータベースやテクノロジーを使って顧客のためのソリューションを構築。80年代後半に4Dに惚れ込み、会計、請求書作成、メールシステムなどのビジネスアプリケーションの作成に4Dを使用してきました。現在も、新機能やデータベース開発ツールの定義など、4Dの未来を積極的に切り開いています。