このベストプラクティスのGDPR専用ガイドでは、4DがGDPRのコンプライアンスを構築し、一般データ保護規則の旅を開始するのを支援します。
このブログ記事では、この旅の特定の重要なステップである「発見」に焦点を当て、ビルトイン機能を通じて、既存の個人データの概要を作成するために4Dがどのように役立つかを説明します。さらに、コード例も紹介します。
コメントフィールドの活用
GDPRは、個人データとみなされるすべてのものを対象としています。写真や文書だけでなく、名前や生年月日など、基本的なものも含まれます。4Dは、これらの要件に準拠するために設計された機能を備えています。
例えば、すべてのテーブル、すべてのフィールドには、構造エディタの コメントフィールドがあり、この構造には個人データが含まれており、したがってGDPRに関係していることを示すメモを入力することができます。
次に「GDPR」を検索語にしてFind in designダイアログを実行すると、「GDPR」というキーワードでマークされたフィールドの一覧が表示されます。また、アクションメニューに「結果のエクスポート」項目があり、検索結果をテキストファイルでエクスポートすることができます。
処理活動の記録
GDPRは、個人データを操作する「処理活動の記録」を維持することを要求しています。この要件は第30条に記載されています。4Dは、GDPRの影響を受けるデータについてより多くの洞察を得るために、記録を簡単に抽出し、レポートを作成することを支援します。
この EXPORT STRUCTUREコマンドは、現在の4Dデータベースの構造定義をXMLフォーマットで抽出します。これにより、XMLツリーの要素や属性を調べることができ、個人データを含むと考えられるフィールドを検索するのに役立ちます。
このデータベースの例では、このタイプのレポートを生成するのに役立つコードを提供します。ご自身のニーズや状況に合わせて、自由にアレンジしてください。4Dの以前のバージョン（4D v16より古い）をお持ちのユーザーには、 GDPRフィールドの抽出メソッドを使用して、あなたのコードでも実装できるようにしました。